注文住宅を建てる際に、頭金という言葉をよく耳にするでしょう。

しかし、頭金について詳しく知らない方もいらっしゃいます。
そこで今回は頭金とは何かについて解説します。
頭金なしで注文住宅を建てる際の注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

□頭金とは何か？

頭金は代金の一部を先に支払い、ローンの総額から差し引くために使うお金のことを指します。
住宅購入の場合は、ローンを利用せずに、先に支払う費用のことを頭金と呼ぶのです。
頭金を多く支払うことで、ローンの返済額が下がることになります。

例えば、代金の総額の半分を頭金として支払った場合、頭金なしで購入する場合と比べると単純計算で毎月の返済額が半分になるということです。

また、頭金が多いほど、返済で必要になる利息も減ります。
同じ物件でも頭金でどの程度支払うかによって、支払い総額が大きく異なるのです。

□頭金なしでも注文住宅は建てられるのか？注意点もご紹介！

結論から申し上げると、頭金なしでも注文住宅は建てられます。
最近は、住宅価格の全額を借入できるローンを扱う金融機関も増えているため、金銭的に余裕がない方でも住宅を建てられるのです。

しかし、頭金なしで住宅を建てる場合は、デメリットも存在します。
以下では、その注意点をお伝えします。

1つ目はローンの利息負担が増えることです。
先ほどお伝えしたように、頭金が多いほど、月々の返済額が下がります。

一方で、頭金なしで購入する場合は返済額が高くなってしまいます。
毎月の返済が大きな負担になることもあります。
将来の収入や経済状況を考慮しながら慎重に判断しましょう。

2つ目は諸費用を支払うためのお金は必要になることです。
頭金なしで住宅を購入することは可能だとお伝えしましたが、完全に手元の資金がない状態では購入できません。
それは、頭金以外にも現金で支払う費用があるためです。

手付金や諸費用は原則として現金で支払わなければいけないため、ある程度の資金が必要になります。
諸費用は住宅価格の5パーセントから10パーセントとされています。
そのため、住宅価格の10パーセント程度の資金は用意しておきましょう。

また、居住後の費用も必要になります。
余裕を持った資金計画を立てるようにしましょう。

□まとめ

今回は頭金とは何か、頭金なしで住宅を建てる際の注意点をご紹介しました。
頭金なしでも住宅を購入することは可能です。

しかし、利息が高くなる、諸費用を支払うためのお金が必要になるといった注意点があることを覚えておきましょう。