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遺産共有とは?共有物分割手続きができないケースについてご紹介します

遺産共有の状態を経験する方は少ないため、その具体的な内容や手続きについて知らない方も多いでしょう。
しかし、遺産共有の状態になった場合、どのような手続きを行うべきなのか、また、どのような問題点があるのかを知っておくことは非常に重要です。
そこで今回は、遺産共有の状態とは何か、また共有物分割ができないケースについて解説していきます。
遺産共有に関する知識を持っておくことで、将来的なトラブルを避けるための手助けとなるでしょう。

◻︎遺産共有とは?

遺産共有とは、ある人が亡くなった際、その遺産を法定相続人間で共有する状態を指します。
具体的には、動産や不動産などの遺産が、遺産分割協議を行わずに法定相続人間で共有されている状態を言います。

*遺産共有の共有物分割手続について

遺産共有の状態で、その共有関係を解消するために遺産分割を行います。
遺産共有解消には、遺産分割協議による合意や家庭裁判所の審判が必要とされています。
また、遺産共有であっても、各自の相続分を共有持分として相続登記を行うことは可能です。

*共有物分割とは

共有物分割は、共有物に関する共有者間の話し合いにより、共有状態を解消する手続きを指します。
法律上、共有者は常に共有物の分割を請求する権利が認められています。
そのため、共有者間での話し合いがまとまらない場合、共有物分割請求を裁判所に請求できるのです。

◻︎共有物分割ができないケース

ここまで、遺産共有と共有物分割について解説しました。
しかしいざ共有物分割をして共有状態を解消しようと思っても、それが不可能となるケースが存在します。
そこでここでは、共有物分割ができない2つのケースについてご紹介します。

1.遺産共有の場合の制約
遺産共有の状態では、基本的に共有物分割請求はできません。
これは、遺産分割協議が成立していない状態での共有物分割請求が認められていないためです。
特に、相続人間固有の問題、例えば「特別受益」や「寄与分」などが存在するため、これらの問題を先に解決する必要があります。

2.相続登記後も制約がある
一般に、相続登記が完了すれば共有物分割請求ができると考えられがちです。
しかし、遺産分割協議が成立していない状態での相続登記の場合、これは遺産共有の状態であり、共有物分割請求は原則としてできません。

◻︎まとめ

遺産共有は、特定の法定相続人間で遺産を共有する状態を指します。
この状態からの共有関係の解消には、遺産分割協議や家庭裁判所の審判が必要となります。
また、遺産共有の状態では一般的な共有物分割請求ができないケースも存在するので、遺産共有の状態とその手続きについて理解しておくことで、将来的なトラブルを避けましょう。

2023.11.11

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