マンションの売買契約を締結して引き渡しまで済めば、売却活動はそこで一段落します。
しかし、売却活動はそこで終わりではなく、確定申告までが売却活動です。
今回は、マンション売却後の確定申告について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□マンション売却後の確定申告について

マンションや家、土地などの不動産を売却して生じた所得のことを「譲渡所得」と呼びます。

普段は給与所得のみを受け取っているサラリーマンは、勤務先が手続きをしているので確定申告をする必要がありません。
ただし、マンションを売却すると給与所得以外の所得が発生するため、確定申告が必要となります。

より正確に申し上げると、所得が生じるというのはマンションを売って利益が出た場合です。
利益が出ると税金を納める義務が生じるため、確定申告が必要です。
また、利益が出ずに結果的に税金を納めなくても良いケースであっても、「節税のための特例を利用する」ためには確定申告が必須です。

一方、マンション売却で利益が発生しない場合、つまり損をした場合は原則として確定申告は不要です。

ただし、売却損が発生しても一定の要件を満たせば税金還付の特例を利用することが可能で、この特例を利用する場合にも確定申告が必須です。

このように、利益が出た場合や特例を利用する場合は確定申告が必須だということをぜひ頭に入れておきましょう。

□確定申告の流れ

確定申告の流れは、大きく分けて2つのステップがあります。

＊確定申告書を作成

まずは必要書類を集め、確定申告書を作成します。
申告書の作成方法が分からない場合は、税務署のホームページやマニュアルを参考にしましょう。
また、地域ごとに確定申告に関する無料相談会を開いている場合もあるため、こういった機会を活用するのもおすすめです。

＊税務署に提出

確定申告書を作成できたら税務署に提出し、売却益が出ている場合は所得税を納税して完了です。

税務署への提出方法は税務署や確定申告会場に出向いて提出する方法、郵送やe-taxというサービスを使った申告方法もあります。

方法によらず期限は決まっているため、期間内に申告を完了できるようにしましょう。

□まとめ

今回は、マンション売却後の確定申告について解説いたしました。
確定申告をするかどうかの判断方法、確定申告の具体的な手順を理解していただければ幸いです。

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