「せっかくマンションを購入したのに、転勤になってしまったのですぐに売りたい。」
「購入して2年しか経っていないマンションを手放すことになったので、新築の値段で売りたい。」
このように考えている人はいませんか。
家庭の事情によっては、マンションを購入したのにすぐに売らなければならないことがありますよね。
転居先のことも考えると、少しでも高く売りたいところです。
そこで今回は、購入したマンションをすぐに売るコツについて解説します。
□そもそもすぐに売ってもいいの?
新築のマンションは、購入してもすぐに売ることができます。
しかし、日本の住宅は新築至上主義です。
日本は他の国と比べて、中古に対するいいイメージを持っていません。
つまり、一度でも住んでしまうと新築と比べて価値が下がってしまいます。
ちなみに、物件の価値は10年で半減、15年で8割無くなると言われています。
ここまで説明すると、賃貸にしようかと考える人もいるかもしれません。
しかし、購入して間もないマンションだと、売却した時に新築時に近い金額で売ることもできます。
すぐにマンション売却を考えているなら、早めに不動産会社から見積もりをもらいましょう。
□すぐに売って利益を出すことはできる?
すぐに売っても利益が出るケースがあります。
物件の特徴としては、交通アクセスのよさ、利便性、人気エリアなどが挙げられます。
この条件を満たしていると、購入時よりも高値で売却することができるでしょう。
また、マンションを売却すると、譲渡所得税という税金がかかります。
この税金は、築5年かそれ以降かによって税率が大きく変化します。
築5年以降だと税率が約20%であるのに対し、築5年未満の場合は約40%の税率がかかるので注意してください。
もし築5年まで住めるのなら、待ってから売る方がお得です。
他にも、消費税増税直前やオリンピック前などは市場価値が高まるので、これらの時期と重なっていることもポイントです。
□もし売却時に損失が出てしまったら
不動産を売却して利益が出た場合、確定申告を行う必要があります。
売却時には損失が出ることもありますが、この場合も確定申告をしましょう。
特定の要件を満たしていれば、翌年以降の税金が安くなったり、還付金を受けたりすることができます。
□まとめ
今回は購入したマンションをすぐに売るコツについて解説しました。
マンション売却のことを少し知らないだけで、大きく損をすることがあります。
すぐに売りたい場合であっても、自分できちんと勉強することをおすすめします。
少しでも満足のいく金額で売却できることを願っています。