収益物件の査定方法とは?不動産会社に依頼する際のチェックポイントも解説
収益物件の購入を検討しているけど、査定方法がよくわからない。
そんな悩みをお持ちの方へ。
この記事では、収益物件の査定方法について解説するとともに、不動産会社に査定を依頼する際のチェックポイントを具体的に紹介します。
この記事を読めば、収益物件の売却・購入を安心して進められるようになるでしょう。
□収益物件の査定方法とは?
収益物件の査定方法は大きく分けて3つあります。
それぞれの特徴や計算式を理解することで、物件の価値をより深く知ることができます。
1:収益還元法
収益還元法は、物件から得られる将来の収益力を基に価格を算出する方法です。
具体的には、年間賃料収入を還元利回りで割ることで算出されます。
2:取引事例比較法
取引事例比較法は、過去の類似物件の取引価格を参考に、物件の価格を決定する方法です。
過去の取引価格に、物件の状況や市場の動向などを加味して補正を行います。
3:原価法
原価法は、物件を新築するのにかかる費用を基に価格を算出する方法です。
土地の価格や建築費に加え、諸経費などを加算して算出されます。
□不動産会社に収益物件の査定を依頼する際のチェックポイント
収益物件の査定を依頼する際には、いくつかの重要なチェックポイントを押さえる必要があります。
これらのポイントを理解することで、不動産会社との交渉を有利に進めることができます。
1:入居率
入居率は、物件の収益力を大きく左右する要素の一つです。
入居率が高い物件は、安定した収入が見込めるため、査定価格も高くなります。
2:築年数
築年数は、物件の価値を判断する上で重要な要素です。
築年数が新しい物件は、設備が新しく、維持管理費用も低いため、査定価格も高くなる傾向にあります。
3:設備
物件に備え付けられている設備も、査定価格に影響を与えます。
最新の設備が整っている物件は、入居者にとって魅力的であるため、査定価格も高くなる可能性があります。
4:修繕積立金
マンションなどの場合は、修繕積立金の積立率もチェックポイントになります。
修繕積立金が不足していると、将来の大規模修繕時に費用が不足する可能性があり、査定価格が低くなる可能性があります。
5:査定書の見方
不動産会社から提出される査定書には、物件の概要、近隣エリアの成約事例、取引予想価格などが記載されています。
査定書の内容をしっかりと確認し、不明な点は積極的に質問するようにしましょう。
6:査定価格が売り出し価格ではない点
査定価格はあくまでも物件の価値を評価したものであり、必ずしも売り出し価格ではありません。
不動産会社との交渉を通じて、適正な売却価格を決定する必要があります。
□まとめ
収益物件の査定方法は、収益還元法、取引事例比較法、原価法の3つの方法があります。
それぞれの特徴を理解することで、物件の価値をより深く知ることができます。
また、不動産会社に査定を依頼する際には、入居率、築年数、設備、修繕積立金などのチェックポイントを押さえ、査定書の内容をしっかりと確認することが重要です。
これらの情報を参考に、収益物件の売却・購入を安心して進めていきましょう。
2024.10.29